紙芝居、左にぬくか、右にぬくか

ときどき、TVのCMで、紙芝居が使われているのを見かけます。

その多くは、タレントさんが演じ手となって、フレーズやテキストなどの文字、
あるいはグラフなどを次々に見せ、コマーシャルの内容を説明するというかたち。
プレゼンテーションとしてわかりやすく、効果的なのかもしれません。
手作り感たっぷりに、タレントさんが直に説明するという手法が、説得力を生むのでしょうか。


▼日本通運・CM「引越し上司の転勤」篇


▼かんぽ生命保険・CM「新ながいきくん紙芝居」篇


▼ロート製薬/ドゥーテストLH・CM「妊活にとって大切なこと」篇



▼スズキ自動車/スペーシア・CM「新型スペーシア・紙芝居」篇



▼アコム・CM「80周年・紙芝居」篇
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ここで興味深いのは、レトロな舞台をそのまま使ったアコムのCM以外、
画面を左へぬく(観客から見れば、画面が右へ移動してハケていく)ということです。

TVでは、文字は横書きの表記が主流なので、その文字の流れからすれば、
画面が右に移動してぬかれるのは自然と思われます。
(もっとも、横書きの文字の画面でも、アコムのCMでは、左に移動してぬかれていますが、
すばやくサッとぬかれるためか、違和感なく、不自然には感じられません。)
かんぽのCMでは、画面の右移動をうまく使って、グラフを見せる工夫をしていますね。

が、しかし、もしかしたら、文字やグラフとは関係なく、
画面の右移動がヴィジュアルとして現代の感覚に合っているということもあるのでしょうか。

紙芝居がこれから進化する選択肢として、左へぬく(観客から見れば右へぬかれる)のも、
これはアリかな──という気がしないでもないように思われるのでした。





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by kamishibaiya | 2017-08-21 05:18 | 紙芝居/絵を描く | Comments(0)

「ポレポレ」は、スワヒリ語で「のんびり、ゆっくり」という意味です。紙芝居屋のそんな日々。


by kamishibaiya